元請け業者との契約について

先日、御付合いのあるお客様から問い合わせをいただき「新規の元請業者から仕事を受注できたので下請負契約書の内容を確認してくれないか」との御相談を受けました。拝見しましたところ、元請けに有利と見受けられる内容の契約書でした。詳細は申上げられませんが仕事の完成に不備があった場合には、下請けの方で補修することとか、労災に関しては一切を下請けの負担にすることのような記載がありました。あまりにも、一方的な内容の部分は幣所にて修正し、その内容で「請書を取り交す前にできれば修正、そうでなければお互いの妥協点を確認したうえでの書面になるように申し出たほうがいいですよ。」とアドバイス差し上げました。
最近インターネット上で買い物をする際に非常に小さい文字で書かれた契約書を目にする機会が多いのですが、きちんと内容を読み込んで『承諾する』にクリックしている方がどれくらいおられるのでしょうか。
工事の請負契約書の場合、何百万から何千万まで金額の大小に関わらず契約を取り交します。その際に、上記のネットでの買い物をするように簡単に元請業者と契約を取り交わすと何かアクシデントがあった場合に下請負契約を結んだお客様の方が不利益を被ることがあり得ます。
不安を感じる場合には、ご相談ください。

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